Actor Concurrency Modelがなんとなくわかってきた

とりあえず,Wikipediaアクターモデルで載ってた。


Scalaでたびたび見かけるアクターだけど,元々はErlang由来のものらしい。マルチコアなプロセッサでは並行性や並列処理(concurrency and parallelism)が大事になるよ。Erlangの並列処理はスケーラビリティあるよトカナントカ。
Understanding actor concurrency, Part 1: Actors in Erlang | JavaWorld


つってもErlang知らんよね。だからJVMで使えるアクターモデルの実装を教えちゃる。と,この記事に繋がる。
Understanding actor concurrency, Part 2: Actors on the JVM | JavaWorld


メッセージ交換できるんで,MDBの軽いヤツ的な理解をしてるけど,例示されているジャンケンモデルをMDBで組めるか?つうと,チトと悩むので,ちょっと理解がズレてるんだろなと思う。ただ,記事に載ってる内容だけだとスケーラビリティの話まで,理解が繋がらんかった。
アクター同士がプロセス跨いだりネットワーク跨いだりすると,なるほどなって思うんだけどね。例示だけだと,ちょっと器用で気軽な並列処理の仕組み(フレームワーク)って感じ。


んなワケで,ちょっと理解が進んだけど,使い道がピンとこない。:-)
こんなヤツだと,そこそこピンとくる。でも,なんかスケールが合わん気が...。
Dave Briccetti’s Blog: Using Scala Actors to Fetch Twitter Photos
Dave Briccetti’s Blog: More on Actors and Fetching Images


あと,きしださんが気になる事ゆってた。それにテストとかどーすんだ?って話もある。
クラウド対応のモデリング技術がおもしろくなるかもしれない - きしだのはてな


ps.
若干,時事ネタを加えると「Java並行処理プログラミング(asin:4797337206)」引っ張りだしてきたんで「アムダールの法則」については補完でけたよ。

メインフレーム実践ハンドブック

本屋寄ったらこんな本出てた。ページ数も500強とそこそこ分厚いが,それ以上に値段が高くてビックリする(9,240円)。だがしかしだよ,この本が扱っているのはz/OSだ。z/OSっつったらz/OS。まさかメインフレームを取り扱った市販本をお目にかかれる日が来るとは思わなかった。スゲー時代になったもんだ。


メインフレームアーキテクチャに触れているので書いてある内容はややハードウェア/OS寄り。とは言え,Windowsなどのオープンシステムと対比して書いてあるので,チンプンカンプンってことはない。むしろ温故知新でスゴイ面白い。


なによりびっくりしたのは,z/OSのエミュレータが付いてるってこと。正確にはHerculesっつうSystem/390のエミュレータの上に,PDS(Public Domain Software)のMVSを載っけて,3270で繋げるらしい。
ちょ,おまっ,バカじゃねーのっていうくらい身近にメインフレーム環境を構築できるのね。まったくもってスゴイ世の中になったものだ。


職業柄,メインフレームは知ってて損は無いので,なんかのどさくさに紛れて会社の経費で買う(自腹切るには値段がアレ過ぎる)。立場的にはOS2200を知るべきなんだろうけど,そんな事は忘れておく。:-P
趣旨 » 「メインフレーム・コンピューター」で遊ぼう

メインフレーム実践ハンドブック z/OS(MVS),MSP,VOS3のしくみと使い方

メインフレーム実践ハンドブック z/OS(MVS),MSP,VOS3のしくみと使い方