モダンなIntelliJ環境の構築方法

結構釣れたので、言出しっぺが書いてみるよ。今の設定ロストしたときのバックアップもかねて大事なとこだけまとめておこう。


まずは、IntelliJをインストール。OSX版以外はJREがバンドルしてあるんだけれど、実のところ、IntelliJ単体ではJavaコンパイルはできない。あたしは、それに慣れていたので何とも思わなかったんだけど、Community Editionから入ってきた人が驚いているのをみて変だってのに気付いた。:-)
JDKが無い素のIntelliJで出来ることって、HTML/CSS/JavaScriptの編集くらいか?


そんなわけで、IntelliJ以外に必要なツールの類は以下のとおり。必要に応じて、それぞれ個別にインストールしておいてね。

  • JDK
    • 必須。Ruby, Python, PHPしか使わないってんだったら要らないかも。
    • File -> Project Structure -> Platform Settings -> SDKs で設定。
  • APサーバ
    • TomcatでもGlassfishでもお好きなモノをどぞ(大抵のAPサーバはサポートしてる)。
    • File -> Settings-> IDE Settings -> Application Servers で設定。
  • Ant, Maven
    • サポートはしているけど、ツールそのものはバンドルしてない。不親切と言えば不親切かも。
    • AntはTool WindowsのAntで設定。
    • Maven は File -> Settings -> Project Settings -> Maven で設定(環境変数:M2_HOMEがあれば、それを参照しているはず)。


バージョン管理については、Subversionのみそのまま使える(たしかSVNKitを内蔵してたはず)。それ以外は、それぞれクライアントが要る。


これで一通り使えるようになる。デフォの設定変える前に一言。

JDKJavadocの日本語化は諦めとけ

一応、こんなこと書いたけど、プロジェクトによって文字コード変わることもままあるし、あんまり躍起にならないほうが良いかも。
理想はね、IntelliJJavadoc文字コードを解釈して、適時変換してくれれば良いんだけど、そこまで気が利かない。って改善要望出せばいいのかも知れないけど、英語わかんないし。:-P


(追記)修正依頼出したら直してもらいました。→ Javadocの文字化けが直った #intellij - marsのメモ


ちょっとだけ幸せになれる設定について

File -> Settings まわりで、いくつか。まずは、Project Settings系。

  • Code Style -> Imports
    • [99] Class count to use import with '*': import hoge.* にしない
    • [1] Names count to use static import with '*': static import は速攻で * を使う


つづいて、IDE Settings系。

  • Editor
    • [ON] Ensure blank line before end of file on Save: 要らん空白行を保存時に削除する。
    • [off] Allo placement of caret after end of line: フリーカーソルをOFFにする
    • [ON] Highlight usages of element at caret: カーソル位置の要素が使われている場所をハイライト表示する
  • Editor -> Appearance
    • [ON] Show line numbers: 行番号を表示する
    • [ON] Show whitespaces: タブ、スペースを表示する

あとは、お好きなように。プラグインも好きなのあったら入れるとイイヨ。

その後の選択肢

IntelliJにどっぷり依存するか、ほどほどにするかで少々使い方が変わるかも。どっぷりコースだったら、Global Libraries(File -> Project Structure)にガシガシ、ライブラリを登録して「IntelliJじゃなきゃ、ビルド出来ない」状況を楽しむもよし。IntelliJ独自アノテーション使いまくりも楽しい。


ほどほどコースだったら、積極的にMavenを使ってプロジェクトの構造や使用するライブラリはPOMにまとめといたほうがよい。


ちなみにIntelliJどっぷりコースの場合、お供にTeamCityを加えるとちょっとした優越感に浸れるくらい便利ですぜ。:-)