iPhoneでプレゼンテーション

セミナーの内容(Jenkins)より,セミナーの方法のほうが皆さんの興味を惹いたってのがアレな感じ(まあ,それもネタのひとつだったから結果オーライではある。


意外に知られてなかったんだろな。いわゆるiPhone(たしか4以上)+Keynote+VGAアダプタ(asin:B003CGOTJW)があればプロジェクタにくっつけてプレゼンできるよ。VGAアダプタ接続中は外部電源繋げられないのでバッテリーの持ちが気になるのだけど,2回ほど1時間半くらいのプレゼンした結果は,フル充電で始めて終わって残り30%とか40%とかなので十分イケる(消費電力量はプレゼンのコンテンツによって多少変動あると思うけど。


なによりプレゼンターの荷物が軽く済むのがすこぶる良い(全部ポケットに入るw)。デモなんかはスクリーンキャストを貼り付ければ済むので,PCとかホント要らない。プレゼン環境もプロジェクタや大型TVによってはHMDI経由だったり,無線LANがあったらAppleTV経由してAirDisplay使ったりと夢は広がりんぐ。:-)


Androidでもできんの?」って聞かれたけど,Android持ってないので知るわけが無い。だれかご存じでしたら教えてくださいな(がしかし,あんまり興味無い。


せっかくなので,いくつか注意事項とかプレゼンの作り方とかメモを残す。

プレゼン時の諸注意

機内モードにしとく。そんだけ。
ホーム画面見られて恥ずかしい人は,あらかじめKeynote立ち上げておくとかするくらい。
Keynoteでプレゼン中はスリープしないんでご安心を。


あと、どうでも良いけど、Keynoteでプレゼン中にiPhoneのスクリーンを指でホールドするとポインタが表示される。それと指でなぞるとポインタはその後を追うってのを偶然見つけた。:-)

プレゼン資料の諸注意

iPhoneKeynoteでも多少の編集はできるけど,コンテンツの作成はMacでやっとくのが良し。Mac版のKeynoteiCloud対応したのに,iPhone版はまだ対応してないのでコンテンツのコピーはiTunes経由ってのが,ちょいと残念。
あと,iPhone版はフォントが少ないのでフォントに凝ってもホントしょうがない。「ヒラギノ角ゴ Std」が好きなんだけど、iPhoneに移すと「ヒラギノ角ゴ ProN」になるので見た目のの印象がだいぶ変わるのが残念といえば残念。
#左がMac(角ゴ Std)で右がiPhone(角ゴ ProN)
 


ビルド効果もMac版と完全互換じゃなかったとおもう。つってもビルドやトランジションの効果を凝っても見づらいだけなので,そのへんはシンプルに行こう。


MaciPhoneの話じゃないけど,Keynoteで作ったコンテンツをSlideShareに上げるために一旦PDFに変換しとかないといけない。KeynoteのPDFエクスポートはファイルサイズがデカくなりがちなので,その後プレビュー経由で再度PDFに保存し直すとなんでかサイズが減る。
#ファイル->書き出す...で「Quartzフィルタ」に"Reduce File Size"を選ぶのがポイント

スクリーンキャストの作り方

QuickTime Xのファイルメニューにある「新規画面収録」を使うとスクリーンキャストの録画ができる。スクリーンキャスト録るときの注意は画面の解像度を1024x768とか画面比率を4:3にしてから録ると良い。QuickTime 9 Proじゃないと動画編集できないと思ってたけど,それは間違いで,QuickTime Xでもできた。詳しくはこちらを参照のこと。
QuickTimeX の Playerで、動画の編集ができるようになっていた | 景観デザインを目指せ


編集できるからといってあんまり細かくぶつ切りにするとファイルサイズが肥大化するので,ある程度シナリオを想定のうえ一発録りして,あくまで微調整(無駄な待ち時間のカットとか)にしといたほうがいいかも。
デモにテロップ入れたいときなんかはAlfredみたいなコマンド型ラウンチャにテロップ文字そのものをタイプして代用したった(↓こんな感じ。:-)


QuickTimeのスクリーンキャストMP4(.m4v)で書き出してフルサイズでKeynoteに貼り付けるだけ。注意することと言えばKeynoteから動画のコントロール(停止・早送り・巻戻し)ができないので,流しっぱで大丈夫なように適当に待ちを入れたりするくらい。なにより,OS標準のツールだけでスクリーンキャストが簡単に作れるのはとっても便利。これWindowsだったらどうやってやるんだろ?