Winstoneでコンテキストルートを指定する

昨日のエントリはガセ（コメントありがとうございました）．--prefixオプションで任意のコンテキストルートが指定できたよ．
具体的には，こんな感じだ．

$ java -jar winstone-0.9.6.jar --prefix=/click click-examples.war

これで以下のいずれかでもアクセス可能になる．

http://localhost:8080/click
http://localhost:8080/click/

prefixの指定方法がイマイチ分かりづらかったんで，いろいろ試してみた．
結果は，こう．

× --prefix=click
○ --prefix=/click
× --prefix=click/
× --prefix=/click/
× --prefix=/click/examples/

これで何の問題もない．やっぱりスゴイぞWinstone．:-D

winstone.propertiesについて

マニュアルにも書いてあるけど，カレントディレクトリ*1にwinstone.propertiesってのを作っておけば，長ったらしいオプションを毎回書かないで済む．
たとえば，DataSourceとかはプロパティに書いたほうが見やすい．

--- winstone.properties ---
controlPort=8081
useJasper=true
javaHome=d:/java2/jdk150_10
toolsJar=d:/java2/jdk150_10/lib/tools.jar
useJNDI=true
jndi.resource.jdbc/HogeDS=javax.sql.DataSource
jndi.param.jdbc/HogeDS.url=jdbc:oracle:thin:@localhost:1521:HOGE
jndi.param.jdbc/HogeDS.driverClassName=oracle.jdbc.OracleDriver
jndi.param.jdbc/HogeDS.username=hoge
jndi.param.jdbc/HogeDS.password=hoge

なお，プロパティは引数に負ける．

ps.
ちなみに，Jasperなどの追加ライブラリは，これまたカレントディレクトリにlibディレクトリを掘って置いておけば，勝手に追加してくれる*2．

*1:--configオプションでパス指定もできる

*2:これも--commonLibFolderオプションで任意のパスを指定できる

Winstoneのコード読み

v0.9.6だと全部で59クラス，13,570ライン(Servlet API部分は除く）なんで読んでみる気になれる．
手始めにLauncherから読み始めてみたけど，おもしろい＆勉強になるヨ．

気が向いたらメモを残す．
＃ノートに手書きしたほうが楽なのよね．:-P

OracleとJ2SE5で致命的なバグ - minghaiの日記

Java5のBigDecimalの仕様変更には，ちょいとした恨みがあるんだけど，よもやOracleにも影響があったとは．
つーか，PreparedStatement#setBigDecimal()BigDecimalを使う以上，他のJDBCドライバも怪しむ必要があるかもダ．

(追記)会社のOracle10gで試してみたけど，ちゃんと再現したよ（ドライバは10.1.0.2だったかな？）．
さらに言えば，PreparedStatement#setBigDecimal()が悪いんじゃなくて，BigDecimalが悪い．つまり，同現象はPreparedStatement#setObject()でも起こるのだ．

ちなみに，すべてのBigDecimalがダメなワケじゃなくて，元ネタが指数付きだとヤバイようだ．
なんで，

new BigDecimal("12500000");

なんてのは平気だ．
不味いのはJavalobbyに投稿してあったようなパターンで，

new BigDecimal(new Double(12500000).toString());
new BigDecimal("1.25E+7");

みたいのはダメ．

と考えると，doubleやfloatをBigDecimalの元ネタにしてなければ，案外平気なのかも知れない．
＃ん？BigDecimalで乗除算したのも不味いか．