「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
SEやってくんだったら,弁証法についてちょっとくらいはカジっといたほうがいいと思わせる.そんな厚くもないし1時間くらいで読み終えるので,けっこうお手頃.
「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか―弁護士が教える論理的な話し方の技術
- 作者: 谷原誠
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2006/08/28
- メディア: 単行本
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ただ,ここに書かれている技術を存分に振る舞う機会は,そう多くはないと思う.たとえば,つい最近,
(Javaで)クラスを分割し,メソッド呼び出しすると遅くなるんじゃないか?だったら,クラス分割なんてしないで,ひとつのメソッドに記述したほうが早いんじゃないか?
という「?」な事を大まじめに聞かれたんで,どう返答したらいい?と相談を受けた.
対策として「門前払い」「立証責任の放棄」など考えられるが,それができたらわざわざ相談しにはこないよね.言った相手が地頭*1だから困ってるのだ.:-(
この場合適切なのは,詭弁を弄してケムに巻くことかな?
#となると,われわれに必要なのは詭弁術のほうか.:-P
*1:「泣く子と地頭には勝てぬ」の地頭さま