「プログラマの環境のほうが桁違いにスゲェ」

とは,最近いっしょにペアプロしてる人のお言葉.しばらく実装から離れてて久しぶりに開発したら,その環境の充実さに愕然としたそうな.


そりゃ,そうだよなぁ.まずはチームの環境として,Subversion+Tracでバージョニングや課題管理はバッチリやってくれるし,Hudson+JUnit+Seleniumのコンボで毎日インテグレーションビルドもする.さらに個人の環境になるとIDEが当たり前のようにコード補完やリアルタイム・インスペクションを行ってくれるし,コードブラウズだって縦横無尽,多角的に行ったり来たりする.IDEのローカルヒストリに加え,SCMと連携すりゃ変更管理だって,(ほぼ勝手に)やってくれる.
Subversionのannotateを見て,たいそう驚いていた.


それに引き換え,設計者は相変わらず「方眼Excel」で設計書を書いてるんだからねぇ.やるせない気持ちになるのも分からんでも無い.Excelだから全部ダメって断罪する気はないけど,バイナリファイルは不便だよなとは思う.とは言え,Wikiとかそれ系の形式記述が優れてるとも言い切れないので,難しいよなってお茶を濁すしか無いんだけど.


実装に近い側が恐ろしい勢いで能率化してるのを知らず,旧態依然としてる人たちは,いったいどんだけ損をしてるんだろ?と改めて考えされられる出来事でした.