IntelliJの設定画面の歴史
去年くらいにこんなの書いてたんだけど、ちょっと思い立ったので設定画面編をやってみる。
2003年:IntelliJ IDEA 3.0
IDEA3は古すぎて見覚えがない(おそらく使ったことないと思う)。この頃はSettingsとは別にProject Propertiesってのが別にあったみたい。
2004年:IntelliJ IDEA 4.0/4.5(Aurora/Pallada)
SettingsとProject Propertiesがひとまとめになりました。これだと見覚えある。というか、この形態のSettings好きだったんだけどなぁ。...そういや、Project Structureってどこで設定してたんだっけ?
この頃からプラグイン機構やインテンションはあるよ。
2006年:IntelliJ IDEA 6.0(Demetra)
さりげなくProject Structureが追加される。あと、Errorsってのはインスペクションのことだろな。いくつかの設定項目がIDE設定からProject設定に移ってるのがわかる。
Struts AssistantとかGWTとかJetConnectとかいろいろ想いが爆発してきてる頃。JetConnectってのは今で言うIntelliJ Configuration Server Pluginの事だったと思う。
2007年:IntelliJ IDEA 7.0(Selena)
大きな変化はないけど、IDEA6で増えてたStruts AssistantやGWTはどっか行った。その代わりWeb Servicesなんてのが増えてる(これ今でも残ってるよね。
2008年:IntelliJ IDEA 8.0/8.1(Diana)
設定項目が増えすぎてアイコンパネル方式じゃ無理が来たんだろう、こんな面白くも何ともない画面になっちゃった。このバージョンからProject Structureが独立。
Project Structureは初めからだいたい完成されてたので、今までほとんど変化無し(FacetsとArtifactsが追加されたくらいかな?
2009年:IntelliJ IDEA 9.0(Maia)
んで、毎年バージョンあがるたびに設定項目が増えてく。ちなみにCommunity Editionが出たのはIDEA9から(スクリーンショットはUltimate Editionです。
2012年:IntelliJ IDEA 12.0/12.1(コードネームあったっけ?)
現行バージョン。みんな大好きDarculaテーマはこのバージョンから(これも出た当初は「えーっ」な感想だったけど、慣れれば慣れるモンだなと。
よーくみると設定項目が増えたり・減ったりしてる(結果的には増えてんのか?
2013年:IntelliJ IDEA 13.0 BETA(Cardea)
次期バージョン IDEA13βの設定画面。また縦に伸びてる。縦ピクセルが1200あっても一画面に納められるのは、このバージョンで最後かも。その次のIDEA14からはモニタを縦置きにしないとスクリーンショットも撮れなくなるかもしんない。:-P
そんなわけで、IDEA12あたりからユーザになった人たちはIntelliJが分かりづらくて当然だと思う。なにより設定項目多すぎだ。そして昔から使ってる人が平気で使えてるのは、昔は機能がものすごくシンプルだったからだってのも分かると思う(毎年、ちょっぴりづつ変わってたって使ってりゃついて行ける程度の変化だし。
ここまで設定項目増えちゃうと、もう「初心者に優しいIDE」とか「直感的でわかりやすいIDE」とかってのはIntelliJの狙い所じゃないんだろなと。強いて言えば「かゆいところに手が届くIDE」とでも言うべきか。ただし、手の伸ばし方を知らないと届かないけどね。:-P