ペアライティングというのがあるらしい.
しばらく物書き作業に入るので,どうまわそうかと思案してたところ,こんなのを見つけた.
ペアプログラミングがあるんだからライティングもあるだろと思ったらビンゴだった.具体的には,こんなものらしい.
「ワシントン・ポスト紙の記者だった私は、しばしばほかの記者と共同で記事を書いていた。……ある日、締め切りが前倒しされて、いつもの方法で共同で記事を書くための十分な時間がなくなってしまった。そこで、私と同僚は、キャスター付の脇机の上に置いてあったキーボードの前に並んで座り、まず私がリード文を書き始めた。同僚が修正を提案すると、私がそれに同意してタイプしていった。私はタイプしながら彼と話し合っていた。すると彼は「ちょっと待った」と言って私からキーボードを取り上げ、自分でタイプし始めた。今度は、彼が原稿を書くそばから、私が意見を言う番だった。しばらくしてインスピレーションがひらめいた私は、再びキーボードを取り上げ、主導権をとった。……」
うーん,しかしうまく行くかなぁ?プロット作るとかならイケそうなんだけど,完成原稿なみの品質を求めるとなるとペアの力量に差があると辛くないか?
ちょっとリスキーだけど,試してみるか...
Behind Closed Doors
"pair writing"でググってるときに見つけた達人本.どうもマネージメントよりの本っぽい.
出版時期が「Ship It!(ISBN:0974514047)」と近いので,だれか翻訳とかしてないのかなぁと淡い期待をしてみる.:-D
Behind Closed Doors: Secrets of Great Management (Pragmatic Programmers)
- 作者: Johanna Rothman,Esther Derby
- 出版社/メーカー: Pragmatic Bookshelf
- 発売日: 2005/09/29
- メディア: ペーパーバック
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「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
SEやってくんだったら,弁証法についてちょっとくらいはカジっといたほうがいいと思わせる.そんな厚くもないし1時間くらいで読み終えるので,けっこうお手頃.
「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか―弁護士が教える論理的な話し方の技術
- 作者: 谷原誠
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2006/08/28
- メディア: 単行本
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ただ,ここに書かれている技術を存分に振る舞う機会は,そう多くはないと思う.たとえば,つい最近,
(Javaで)クラスを分割し,メソッド呼び出しすると遅くなるんじゃないか?だったら,クラス分割なんてしないで,ひとつのメソッドに記述したほうが早いんじゃないか?
という「?」な事を大まじめに聞かれたんで,どう返答したらいい?と相談を受けた.
対策として「門前払い」「立証責任の放棄」など考えられるが,それができたらわざわざ相談しにはこないよね.言った相手が地頭*1だから困ってるのだ.:-(
この場合適切なのは,詭弁を弄してケムに巻くことかな?
#となると,われわれに必要なのは詭弁術のほうか.:-P
*1:「泣く子と地頭には勝てぬ」の地頭さま