文章・用字用語ハンドブック

ちょっとチームで物書きすることになったんで,メンバへの指南書として使う事にした.
数年ぶりに開いてみたが,やっぱり良い本だなぁ.
「理科系の作文技術(asin:4121006240)」は,誰もが知ってる名著だが,この本は隠れた名著だと思う.

わかりやすいマニュアルを作る 文章・用字用語ハンドブック

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NetBeansのbuild.xmlとnbprojectはSCMに突っ込んでヨロシ

前言撤回.きしださんから指摘があったので,改めて調べてみたら,ちゃんとヘルプに書いてあった.

IDE プロジェクトのメタデータファイル

プロジェクトの種類に依存しますが、IDE はいくつかのメタデータファイルを生成し、それらファイルを nbproject ディレクトリに保存します。
プロジェクトのメタデータファイルには、次のものがあります。

  • nbproject ディレクト
    • project.xml
    • build-impl.xml (標準プロジェクトのみ)
    • genfiles.properties (標準プロジェクトのみ)
    • project.properties (標準プロジェクトのみ)
    • private ディレクトリ (標準プロジェクトのみ)
  • build.xml

private ディレクトリには、システムにインストールされている IDE 専用の情報が含まれているため、このディレクトリは、リポジトリに追加しないでください。dist および build ディレクトリもリポジトリに追加しないでください。IDE は、CVS コマンドを実行するとき自動的に private、build、および dist ディレクトリを無視します。

NetBeansヘルプの「IDE基本」→「CVSの作業手順」→「プロジェクトのメタデータのバージョン管理」より

おっ!!これはすごいぞ,NetBeans
NetBeansの吐き出すAntビルドスクリプトについては,同じくヘルプの「IDE基本」→「プロジェクト」→「標準プロジェクト」を参照だ.


試しに nbproject/privateディレクトリを削除した状態でNetBeansを立ち上げてみたら,自動的にprivateディレクトリを復元してくれた.なるほど,NetBeansにとって,これはそうゆう扱いなのか.
...これは,使える.


IDEのプロジェクト作成くらいは,プログラマのたしなみと決めつけたいところだが,なかなかそうは行かない現実がある.少なくともNetBeansでは,その苦労から解放されるワケだ.
良いねぇ,NetBeans. これを知った事で,NetBeansの評価が10倍くらい良くなったぞ.:-)


ps.
当然と言えば,当然なのだが,privateディレクトリが無い状態でAntを実行してもコケる.つまり,CIツールのデイリービルドとか,非NetBeans環境で使う場合は,どうにかしてprivateディレクトリを作成してやらねばならん.
でも,いいイイ.これくらいの手間,まったく惜しまんヨ.

Ship It!のヒント3「必要なものはチェックインしておくこと」で目が覚める

今までもSCMには,必要なものをチェックインするように心がけていたが,これらは個人が最低限用意しなきゃいけない環境だと決めつけておりました.

  • SCMのクライアント(CVS, SVNだったら亀とか)
  • JDK
  • Ant

でも,Ship It!読んだら「SCMのクライアント」以外は,全部SCMに入れといていいよなぁと.極論言っちゃえば,IDEも入れちゃっても構わないと思い始めている.特にNetBeansの場合,JDKバンドルやAPサーババンドルといった便利な配布物があるし,なによりサイレントインストールできるからな.


setupスクリプトみたいなの付けるなりして,うまく構成組めば,新規参入者もさっくり環境作れるんじゃないだろか.うーん,ちょっと面白いかも.


ps.
欲を言えば,NetBeansの各種設定や追加モジュールもサイレントインストールできると,もう言う事なしなんだけどね.