デザイニング・インターフェース

オールカラーってオライリー本じゃ珍しいんじゃないかな?
カラー故か,章の解説部分とパターンカタログ部分がはっきりしなくて,慣れるまで読みづらそう.それと,パターン本にありがちなパターン相関図が無かったのが残念だった.
以上,悪い点(あと値段が高い).


それ以外は良い本.特に「5章アクションとコマンド」とか「7章フォームとコントロール」は必読かと.
ただあれだ.特に業務用Webアプリに携わる人に関わるんだが,そこまでUIに注力できるかってので,この本の実用度が変わりそう.書いてある事ももっともなんだけど,そんな所まで面倒見れないってなるんじゃないかな.
たとえば,「寛容な入力形式」なんて,個人的にはやって当たり前だと思うんだけど,意外に業務アプリでは敬遠されるんだよね.


まあ,捉え方は読む人まかせなんだろけど,パターン名がついてるってのはやっぱり便利.そーゆー点では画期的な本だと思う.

デザイニング・インターフェース ―パターンによる実践的インタラクションデザイン

デザイニング・インターフェース ―パターンによる実践的インタラクションデザイン


あ,そうそう.画面例にIDEAがあったよ.悪い例での紹介だったけど,なんかうれしかった.:-)