IdeaVIM v0.33がリリースされました

http://plugins.jetbrains.com/plugin/164

目玉機能は「mapコマンドのサポート」です。以下のいずれかの設定ファイルに map コマンドを登録しておくことで、任意のキーに任意の機能を割り当てることができます。

~/.ideavimrc, ~/_ideavmrc, ~/.vimrc, ~/_vimrc


残念な事に再割り当てできるのはIdeaVIMのコマンドだけです。IntelliJがそもそも持っている機能に才割り当てすることはできません。そっちはチケットあがっているので、バンバンvoteしましょう。個人的には、このチケットが解決すればIdeaVIMに対する不満はほとんど解消するという代物です。:-)
VIM-652 Add support for executing and mapping arbitrary IDEA actions


あと大きな変化といえば、キーマップ「Vim」が無くなりました。その代わり、IdeaVIMとIntelliJで衝突するショートカットキーを押すと、図のようなポップアップが表示されます。


この時に「IDE shortcut」のリンクをクリックするとIntelliJ側の機能に割り当て、「Vim Emulation」をクリックすると図のようなダイアログが表示されます。


ここで該当するショートカットキーに対して「Handler」で次のどれかを指定します。

  • Vim:IdeaVIMの機能を使う
  • IDEIntelliJの機能を使う(それが何かはIDE Actionに書いてある)
  • Undefined:未定義(初期状態はこれ)


ちなみに、このダイアログは「Preferences / Vim Emulation」と同じものです。前回までのキーマップ方式よりは、自分でカスタマイズしたキーマップを邪魔しないので、こっちのほうが良いと思ってます。

便利になったのは喜ばしいのですが、早速この記事が陳腐化してしまいました。(´・ω・`)
第44回 [最終回]vimキーバインドを提供するIdeaVIMについて:Android Studio最速入門~効率的にコーディングするための使い方|gihyo.jp … 技術評論社


mapコマンドは実装ほやほやなので、何かしらバグが残っている可能性が高いです。「これちょっとヘンかな?」と思ったら、迷わずチケット探してみましょう(無かったらチケット作ってね。
http://youtrack.jetbrains.com/issues/VIM?q=%23unresolved