パターンによるソフトウェア構成管理

こんなに早く翻訳本が出るんだったら原書買わなかったのに.:-(
ちゃんと読んだ訳じゃないので翻訳の質は評価できないが,価格だけで言えば原書(asin:0201741172)より断然お得だと思う(ちょっと見たけど,本文はタイトルほど変な感じは受けなかった).


前にも書いたが,「構成管理」と聞いて何やら高尚な響きを期待した人は買ってはイケナイ.ついでに,CVSなりSubversionでブランチ&マージの運用ができてる人も,そんな切羽詰まって読む必要はない.読むべきは「ブランチやマージってどうやって運用したらいいんだろ?」って思ってる人.
つまり,そうゆう本.


原書に載ってないのは知ってるけど,2006年の今出版するんだから訳者追補でもいいのでSubversionについて触れてほしかったな.

パターンによるソフトウェア構成管理 (IT Architects’ Archive―ソフトウェア開発の課題)

パターンによるソフトウェア構成管理 (IT Architects’ Archive―ソフトウェア開発の課題)


ps.
構成管理というかバージョニングは,結構せつない話が多い.

  • そもそも誰もSCMを知らない(共有フォルダとそのバックアップで運用してるだけ)
  • 無料ってだけでCVSを使えと言い,ロックできないだけでダメだしするけど,金は出さないマネージャ.
  • 「構成管理はこうあるべきだ」と能書きたれるだけで,ソリューションを提示しないコンサル.
  • SCMになんでもコミットするプログラマ(ビルドモジュールとか入れないで).

などなど.