パターンによるソフトウェア構成管理
こんなに早く翻訳本が出るんだったら原書買わなかったのに.:-(
ちゃんと読んだ訳じゃないので翻訳の質は評価できないが,価格だけで言えば原書(asin:0201741172)より断然お得だと思う(ちょっと見たけど,本文はタイトルほど変な感じは受けなかった).
前にも書いたが,「構成管理」と聞いて何やら高尚な響きを期待した人は買ってはイケナイ.ついでに,CVSなりSubversionでブランチ&マージの運用ができてる人も,そんな切羽詰まって読む必要はない.読むべきは「ブランチやマージってどうやって運用したらいいんだろ?」って思ってる人.
つまり,そうゆう本.
原書に載ってないのは知ってるけど,2006年の今出版するんだから訳者追補でもいいのでSubversionについて触れてほしかったな.
パターンによるソフトウェア構成管理 (IT Architects’ Archive―ソフトウェア開発の課題)
- 作者: ステファン・P・バーチャック,ブレッド・アップルトン,宗雅彦
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/10/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ps.
構成管理というかバージョニングは,結構せつない話が多い.
- そもそも誰もSCMを知らない(共有フォルダとそのバックアップで運用してるだけ)
- 無料ってだけでCVSを使えと言い,ロックできないだけでダメだしするけど,金は出さないマネージャ.
- 「構成管理はこうあるべきだ」と能書きたれるだけで,ソリューションを提示しないコンサル.
- SCMになんでもコミットするプログラマ(ビルドモジュールとか入れないで).
などなど.