22日目 情報源とか雑多なこと

まずはヘルプですね。ヘルプはWeb版もあるのでIntelliJを立ち上げなくてもみることは出来ます。
IntelliJ IDEA WebHelp


次に公式ブログと公式サイト。公式サイトは情報源というより、それらへのインデックスですね。
IntelliJ IDEA Blog | Tips & tricks, news, how-to’s about the most intelligent Java IDE
http://www.jetbrains.com/idea/documentation/index.jsp


ほかにチェックしておいた方がよいのは、課題管理(BTS/ITS)。課題管理には自社製のYouTrackを使ってます(以前はJIRAでした)。覗いてみると、うまくできないなぁと思ってた機能が単にバグだったなんて事もよくあります。


YouTrackにはバグレポートだけではなく、機能追加要望もあがってます。「これ、実装して欲しい」というチケットがあったら投票(Vote)するといいです。ここにはIntelliJに限らずJetBrainsの他のプロダクトや公式プラグインの情報もあります。


自分でバグレポートや要望を出しても良いです。当然、英語ですが、わたしのみたいなテキトーなレポートでも受け付けてくれるので、英語に自信が無くとも機械翻訳を駆使してレポートしましょう。結構まともに対応してくれますよ(放置される事もありますがw
http://youtrack.jetbrains.com/issues?q=by%3A+masanobuimai


ちなみにYouTrackのアカウント取得は誰でもできます。IntelliJやJetBrains製品の正規ユーザーである必要はありません。
課題管理だけではなく継続的インテグレーションも行っています。Jenkinsの有名さに隠れてますが、JetBrainsはTeamCityというCIツールも出しています。当然、JetBrains自身もTeamCityを使っています。
Log in to TeamCity — TeamCity("Login as a Guest"からゲストログインできます)


公式サイトを経由してたどり着けるDeveloper Communityサイトはいわゆるフォーラム(掲示板)です。一般的な話題(IntelliJ IDEA Users)やプラグインに関する話題(Plugin Users)などの板がありますが、英語なのでまず使ったことがありません。:-)
ただプラグインを作っていた頃は、ROM専でしたがOpen API and Plugin Developmentのお世話になりました。Open APIの使い方などでわからない事があったら、ここを覗いてみるとよいと思います。


EAP:Early Access Program

IntelliJに限らずJetBrains製品全般に言えることですが、次期バージョンの開発が始まると同時に、そのバージョンの早期利用プログラム(Early Access Program)が開始されます。
EAP - IntelliJ IDEA - Confluence


EAPとは開発バージョンを定期的にユーザーに公開して、そのフィードバックを得るプログラムです。EAPはβ版みたいなものなのでバグもあり、不安定な事が多いです。それでも、次期バージョンに追加される新機能をいち早く使えるので、ついついEAPに手を出してしまいます。


だいたい現行バージョンがリリースされて半年くらいで次期バージョンのEAPが開始されます。EAPの開始で「また始まったか」と嬉しいような哀しいような複雑な気持ちになります。:-)


大昔はEAPには誰でも参加できたので、ライセンス買えない貧乏人だったわたしはEAPだけを使うなんてみみっちい事をしていました。現在では現行バージョンの正規ユーザーしかEAPに参加できないようです。参加できないと言っても、EAP版のIntelliJを使えないだけで、EAPのサイトにはアクセスできます*1


EAP は終盤になるとリリース候補バージョン(RC:Release Condition)に変わります。このRC版がでると財布の心配をしだして、そわそわします。:-)
RC から正式リリースになっても、そのバージョンのEAPはしばらく続きます。リリース後は主にメンテナンス用途のマイナーリリース用EAPとなります。メンテナンスリリースの頻度は結構多く、これを「バグをすぐ対応してくれる」ととるか「バグ残したままリリースすんなよ」ととるかは、利用者しだいです。

日本語の情報源

ないです。強いて言えば、ここですかね。:-)
10年くらい前には「IDEAユーザ会」って掲示板があったんですが、今はもう無くなってますね。そもそも日本じゃドマイナーなIDEだし...。あと、Twitterで"IntelliJ"ってつぶやくと、わたしがちょっかいかける事が多いです。


つい最近、JetBrainsユーザーグループなるものが開催されたので、うまくしたらその辺に情報が集まるかも知れませんね。
http://samuraism.jp/diary/2012/12/12/1355281680000.html


ちなみに、WebStorm, PhpStorm, RubyMine, PyCharm, AppCodeは根っこがIntelliJなので、IntelliJのTipsがそのまま通用することが多いです。それぞれ単品では情報量が少ないと思いますので、探している情報が見つからない場合はIntelliJをキーワードに調べてみるといいです。

書籍

6年前に出版された洋書が1冊だけあります。さすがに対応バージョンが古いのでオススメはしません(たしかIDEA4か5だったような...)。本の内容は悪くないです。基本的なところはあまり変わってないので、お財布に余裕があったら買ってもいいかなと。あとMANNINGにいくとPDF版も売ってます。

IntelliJ IDEA in Action: Covers IDEA v.5

IntelliJ IDEA in Action: Covers IDEA v.5

Manning | IntelliJ IDEA in Action

*1:EAP版のライセンスが正規ユーザーのライセンスと共用なのです。しかもタイムリミット付き。