OS XでとりあえずJavaの開発環境を準備する

知り合いがJavaの初心者向け勉強会をやってて、Java初心者でかつMacユーザの初心者に手こずってたようなので、ちょいと助け船を出しておく。

ターミナルの場所

まあ一般的なMacユーザだったらお世話になること無いツールだわな。ファインダー開いて

Macintosh HD > アプリケーション > ユーティリティ > ターミナル

にある。そんでもわかんないならSpotlightで検索すると見つかるよ。

JDKのインストール

Lionに標準でJDKがインストールされてたかどうか忘れちゃったけど、まずはターミナルから

$ java -version
$ javac -version

と叩いてエラーにならんかったら入ってる。


入ってなさそうだったら、connect.apple.comから取ってこないとダメなんだけど、これが結構面倒くさい。まず、AppleIDの登録が必要。connect.apple.comにログインするとダウンロードページが表示されるけど、そこでJDK探すのに一苦労。検索フォームに"java for mac os x 10.7"とか入れて探すのが手っ取り早い。


「アカウント登録うぜぇ」と思っても、今やOracleからJDK取ってくるのもアカウント必要なんだから、べつにMacに限った話じゃないよね。
インストーラ見つけたら、dmgダウンロードして、普通にインストールしてちょうだい。


Java for Mac OS X 10.7 Update 1 Developer Package」のインストール先、いわゆるJAVA_HOMEはこちら。
# /Library/Java/Home の指してる場所と違うからね。

/Library/Java/JavaVirtualMachines/1.6.0_29-b11-402.jdk/Contents/Home

そこにある src.jar がいわゆる src.zip、docs.jar がJavadocアーカイブなんだけど英語版だから嬉しくないよね。ついでにあるappledocs.jarはApple拡張分のJavadocNetBeansJDK登録するとdocs.jarじゃなくてappledocs.jarを先に見つけてJavadocに登録しようとするんで、docs.jarに直しておいてね(って英語版だけど。


ちなみに、Java6の日本語版JavadocってOracleからもダウンロード出来なくなってんなーと、あれこれ探してみたら見つかった。
http://www.oracle.com/technetwork/jp/java/java-sun-1440465-ja.html


ここ、oracle.comじゃなくて、oracle.co.jpからじゃたどり着けないから気をつけてね。どうやってたどり着くかと言うと『oracle.co.jpに行く/ミドルウェアから「Java」を選ぶ/トップダウンロードから「Java SE」を選ぶ/Documentationタブを選んで「API」リンクを選ぶ』でたどり着いたページの下に、こんなのあるから「ダウンロードページはこちら」を押したらゴール。


Javadocは適当なところ(~/Documentsとか)にでも解凍しといて。

ターミナルでjavac 叩いた時の文字化けの対処法

「javacのエラーメッセージがShift_JIS」ってアホな仕様なので、UTF-8で出力するようにしてあげる。

$ javac -J-Dfile.encoding=UTF-8 Main.java

面倒だったらaliasにjavacで登録しとくといい。ターミナルの設定をShift_JISに変更すると、それはそれで不幸な結末に。まあ、ターミナルでjavac叩くとかやめとけ。:-P

手頃なテキストエディタ

Macでプログラミングするような人は「へ?ターミナル開いてviかemacsって叩けよ」だと思うけど、そーじゃない人も増えてきてるそうだ。とは言えWindowsと違ってTeraPadやさくらエディタみたいな定番エディタって少ないかも。少ないながらもオススメはCotEditorかな。というかそれ以外に選択肢が無いかも。:-)


あとフリーのテキストエディタって言ったらTextTranglerくらいか?ただし、こっちはメニューが英語。

IDE

手軽で日本語にこだわるならNetBeansじゃね?


こうして見ると、かなり面倒だなー。