NetBeans、いろいろ侮ってたり誤解してたりしてた

NetBeans7.1がリリースされたんで久しぶりにいじってみてたら、結構良くなってたんで記念にメモっておくよ。そんでもIntelliJから乗り換える気ないけどな。:-)

テストコードをメソッド指定で実行できるようになった

いつからできるようになったかは知らないんだけど、7.1はできてた。これ長年NetBeansの欠点だと思ってたんだよなー。NetBeansさん、やればできる子。ただ、ちょっとメニューは分かりづらいかな。

やり方は実行したいテストメソッドの行内にカーソル当てて、コンテキストメニューの「フォーカスしたテストを実行」を選ぶ。「フォーカスって何?」って思ったけど、そうゆうことか。


あと、この「失敗したものを再実行」って前からあったっけ?

フローティング・エディタ

IntelliJのパクりみたく任意のエディタパネルを別ウィンドウに切り離して表示できるようになったよ。やり方はいろいろあるみたいだけど、手っ取り早いのはエディタのタブをドラッグして、適当なところにドロップすると良い。IntelliJでも、この機能は便利に使わせてもらってたのでNetBeansも便利に違いない。

不可視文字の表示

スペースや改行といった不可視文字を表示できるようになってた。表示するにはメニューバーの「表示」から「表示不可能な文字を表示(N)」を選ぶ。デフォルトでは不可視文字のカラーが黒に設定されているので、明るいグレーあたりに変更しておくと目に優しい(「オプション > フォントと色 > 構文 > すべての言語」の「空白」を変更する)。


ちなみに全角空白は表示されない。

その他

あたしがIntelliJから乗り換える気なんてサラサラ無いのだけれど、NetBeanseclipseの代替として戦えるようになって来たなって感じ。プラグインマネージャの「使用可能なプラグイン」一覧には出てこないけど、手動でUnit Tests Code Coverage Pluginをインストールしたら、テストのカバレッジも取れるようになってたよ。


Unit Tests Code Coverage Pluginのインストールは、こちらにある「Download」からzipをダウンロードし、zipに含まれているNB7.0用のnbmファイルを手動でインストールするだけでおわり。


あとはプロジェクトウィンドウ上でプロジェクトを選び、コンテキストメニューから「Coverage > Activate Coverage Collection」を選べば、そのプロジェクトのカバレッジ測定が有効になる。


カバレッジ測定が有効になったら、普通にテストを実行すれば、エディタにカバレッジ結果が表示されるようになる。


カバレッジの測定対象はプロダクトコード限定っぽい(テストコードのカバレッジは表示されない)のと、NetBeans7.1にはちゃんと対応してないのか、前述のテストメソッドを指定した実行ではカバレッジ測定はされなかった(テストをすべて実行だと測定される)。それでも機能的に必要十分なくらいはあるんじゃないかな?


これにCheckstyleFindbugsが使えりゃ、eclipseから乗り換えできるんじゃないかな。少なくとも「ツールにこだわり無いんですけど、何かIDE無いスか」的なライトユーザはNetBeans使って欲しいなと切に願う。
なぜならば、教える方が楽だから。:-)