04日目 インストール直後にやった方が良いこと

無事、ライセンスも購入できたらインストールの話です。と言っても試用ライセンスがあるので、ちょっと使ってみるだけなら、ライセンスの購入は必要ありません。


インストールそのものはインストーラの指示に従うだけで特に何かする事はありません*1。初回起動時に使うプラグインの選別がありますが、適当に回答すればよいです。


スタート画面も表示されて期待も高まると思いますが、その前にやっておいた方が良い事をいくつか。似たような事は以前も書いてますので、そちらもついでにどぞ。
モダンなIntelliJ環境の構築方法

JDK のインストール

Windows版のインストーラにはIntelliJを起動するためのJREが付属してきますが、コンパイラJDK)は付いてきません*2ので、別途JDKを用意しておいて下さい。


eclipseNetBeansJDK(というかコンパイラ)が付属してきますが、IntelliJは昔からJDKは付属してきません。何か理由があるのかしらん?(なぜか、Antだけは内蔵してます*3

フリーカーソルの無効化

これも変な伝統なんですが、IntelliJは初期状態でフリーカーソルモードが有効になっています。つまり行末を過ぎても次行に移動せず、ずっと行末を移動し続けます。
これが不評を買っていて、フリーカーソルがイヤでIntelliJにガッカリする人も少なくありません。ガッカリする前にとっととOFFにしてしまいましょう。
設定場所は以下の通りです。

File -> Settings -> Editor -> Allow placement of caret after end of line を off にする

Mac版の場合

デフォルトだとファイルダイアログがMac OSネイティブのものを使っているのですが、隠しファイルが見えないとか、 /usr などFinderで見られないディレクトリを指定できないなど、結構不自由です。


IntelliJの隠しオプションの「ide.mac.filechooser.natvie」と「ide.mac.filechooser.showhidden.files」を設定することで、Windows版のようにIntelliJ独自のファイルダイアログにしたり、隠しファイルを表示できるようになります。
詳しい設定方法は、こちらを参照してください。
IntelliJの隠しオプション一覧

IDEA12の場合

メニューやヘルプに表示されるショートカットキーの表記に日本語が使われるようになりました(「Ctrl+スペース」みたいなの)。これがウザい場合の修正方法が以下のブログに記載されています。
DOMAIN ERROR


要するにIDEA12の起動オプションに

-Duser.language=en

を付ければIDEA11以前のように英語表記に戻るそうです。WindowsLinuxの場合は $IDEA_HOME/bin/idea.exe.vmoptions、またはidea64.exe.vmoptionsMacの場合は、$IDEA_HOME/Contents/Info.plistの "Java->VMOptions" に設定します。

*1:インストーラがあるのはWindows版だけで、Mac版はアプリケーションを適当な場所に置くだけです。

*2:Mac版に至っては、IntelliJ起動用のJREも付いてこないので、別途JDKを用意しておく必要があります。

*3:ちょっと毛色が違いますが、cvssvnも外部ツール無しで利用できます